仕事

評価面談でした~会計の仕事をして13年目で思うこと~

よく、会計士なんです、とか経理・財務をしているとかいうと、「几帳面なんだね」といわれます。細かい性格ではないのですが、会計の仕事を長い間しているうちに、たぶん性格も変わっていきました。相手とのコミュニケーションにおいては細心の注意を払うように変わっていきました。「鉄は熱いうちに打て」とか「三つ子の魂百まで」といわれます。小さいうちの教育もとても大事ですが、何の仕事をしてきたのかもその人の性格に深く影響すると信じています。

昨日は半期に一度の評価面談がありました。年度末に比べると緩やかなものでして雑談めいたもので終わりました。評価項目の1つに「あなたは企業のブランドバリューをどのように具現化しているのか」というなんとも難しい質問があります。私が出した答えは「よきチームプレーヤーでありたい」というもの。わが社は多国籍企業であり、グループ内ももちろん、顧客その他のステークホルダー(各国の税務、監査法人など)も様々な国から構成されます。裏を返すといろいろな人がいろいろ勝手なことを言ってくる環境です。例えば、私の仕事の一つである支払い。単に支払うのではなく、何の支払いなのかという性質と契約があるかをレビューすることが必要になります。これが基本の流れ。しかし時々、「すぐに」「契約を締結していないのに」支払ってくれという依頼があります。状況に応じて支払うこともありますし、支払わないこともあります。支払ない場合には「○○だからできないから、○○してください。そしたら〇〇以内に手続きを開始し、着金は○○日以内に行われる」等のことを丁寧に説明しています。

私が新人の時に気づかなかったこと。それは「Noという場合に必ず趣旨を説明し、相手に納得してもらう」。監査法人にいた新人の時「○○と、法律には記載があるから出来ない」といったり「決まりなんです」と言ったりしてお客さんを怒らせる時がありました。丁寧にいってもこんなセリフだとお客さんが怒ることにピンときていませんでした。「決まりだから」という説明は最悪で、立法趣旨なり、業務にそれがどうインパクトを与えるのかまで説明する必要があります。あとは相手がお願いする背景を考えたりすることも重要です。最初から分かる人もいますが、私はそれに気づくまで結構長くかかりました。

実は自分でも自分の答え「よきチームプレーヤーでありたい」にびっくりしました。監査法人では挫折感を味わったり苦しい思いをしたりすることが多かったのですが、長い時を経てようやくそれが実りはじめたのかもしれません。会計の仕事をして13年目にして思うこと、それは仕事は結局は丁寧かつ緻密なコミュニケーションであり、規準や法令というのはそれを下支えするものであるという極めてシンプルなことでした。でも新人の頃、私は規準や法令等の知識がまず最初でそれに企業は合わせていかなくてはいけないと思っていたので、「説明」ということを軽くみていました。なんとも未熟だったなということを思った評価面談の日でした。

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カテゴリー:仕事