レイオフの足音が聞こえる

数日前に衝撃的な知らせがCEOから出た。それはレイオフ。全拠点で相当数の人員数を削減する予定だという。

わが会社は航空業界に身を置いている。航空会社そのものではないのだけれど、航空会社の業績悪化がもろに直撃する。コロナで史上最悪の業績悪化というのは承知していたし、もしかしたら従業員を削減するかもという危惧は2月からあった。しかし、4月に予定通りボーナスが支給されたことや、CEOから人員削減はしないというアナウンスもあったので私は楽観的に考えていた。

ところが、そこからわずか2か月での方針転換。理由は、コロナによる経済不況が予想以上であること。そう、確かに徐々に飛行機は6月から飛び始めた。しかし、飛行機は非常に金のかかる乗り物であり航空会社は利益が出にくい体質である。例えばSQ。コロナの影響がなかった2019年3月期でも営業利益率はわずか6%強。コロナの影響があった2020年3月期は0.3%強にまで落ち込んだ。これは何を意味するのだろう。航空会社にはそもそも人件費、飛行機リース料という2大固定費項目がある。安定して飛行機の稼働率を稼げるのなら問題ない。しかし、飛行機の稼働が低調になると簡単に損失を出すようになってしまう。

各国ともに航空会社は政府に資金供給するように陳情をだしている。実際、いざ破綻という流れになったら各国とも公的資金を注入するだろう。しかしそれは航空会社が痛みを伴うことが前提である。シンガポールでもリーシェンロンはSQを見捨てないと数日前に言った。けれどこれはSQの人員を守るということではなく、SQが債務不履行にならないように資金注入していくということだと私は理解している。

6月の飛行機の稼働率を見てみないとわからないけれど、数%の稼働回復ではどうにもならない。

最大の顧客である航空会社が人員整理に手を付け始め、かつ当面の業績回復が絶望的な以上、わが会社が何もしないでいられるわけがない。

私が、会社全体のLayoffに直面したのは人生で2回目。人生で一度も遭遇したことがない人もいる一方でどうしてこういうくじを引いてしまうのだろう。

詳細は未定だけれど、全世界の拠点で人員削減数をどのように配分するか、痛み分けの綱引きがこれから始まる。配分発表は8月の終わりを見込んでいる。

このCEO発表を受けて急遽ファイナンスチームのミーティングが開かれた。
ヘッドからの話は以下の通り。

◇ 何も詳細は決まっていない
◇ すぐに会社を辞めるという『Hard Decision』はしないように

Stay strong. ここ数年で一番の正念場を迎える。

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